研究プロジェクト · 製造

IMS Gear:agileASSEMBLYプロジェクトにおける組立工程の自己組織化

IMS GearとHawkが研究コンソーシアムagileASSEMBLYで、組立工程のチームが自ら組織化できるデジタルの計画ボードをどのように試行したかを紹介します。

組織
IMS Gear
所在地
Villingen-Schwenningen
使用製品
  • Hawk IVO Plan

主なデータ

  • 2023–2026研究コンソーシアムagileASSEMBLYの実施期間
  • 40デジタルの計画ボードのパイロットグループに参加した従業員数
  • Winnerコンテスト「100 Orte für Industrie 4.0」の部門(2025年)
実践動画を見る

概要

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の研究コンソーシアムagileASSEMBLYで、HawkはIMS Gearとともに、組立工程でデジタルの計画ボードを試行しました。従業員はこのボードで自ら作業を選び、ソフトウェアがバックグラウンドで資格を確認します。40人の従業員によるパイロットグループがこれをテストし、プロジェクトは2025年に表彰されました。そこで生まれた構成要素のいくつかは、現在Hawk IVO Planの一部となっています。

背景

IMS Gearは、Donaueschingenに本社を置く歯車・伝動技術のメーカーです。ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の研究コンソーシアムagileASSEMBLYでは、2023年から2026年まで、研究機関と産業界が、製品開発の後期フェーズにおけるアジャイルなシフト計画と変化に適応できる人員キャパシティに取り組みました。IMS Gearは、Diehl Meteringと同じく産業パートナーとして参加しました。Hawkはソフトウェアパートナーとして計画ソフトウェアを提供しました。

Villingen-Schwenningenの組立工程では、チームがすでに名札を使ったアナログの計画ボードで自ら組織化していました。目標は、この自己組織化をデジタルで支援することでした。従業員が自らオーダーを引き受けられるようにし、そのための条件が満たされているかどうかをソフトウェアが確認します。同時に、シフト責任者と部門責任者の負担を軽減することも目指しました。

課題

求められたのは、上から割り当てるのではない、組立工程のための計画です。オーダーと従業員の能力を結び付け、既存システムのデータを活用し、チームが日常業務で実際に使えるほど作業場でシンプルであることが条件でした。

Hawk IVO Planによる解決策

Hawkは、ソフトウェア基盤としてHawk IVO Plan(当時の名称はgetaiPlan)をプロジェクトに提供しました。この計画ソフトウェアは、SAPや勤怠管理などの既存システムを連携させ、製造オーダーを資格需要に変換しました。

組立工程向けには、現在Hawk IVO Planの一部である画面getaiSpaceで、工場内のタッチスクリーンに表示するデジタルの計画ボードが作られました。シフト開始前に従業員はログインし、現在のオーダーを確認して、自分の作業を自ら選びます。バックグラウンドでは、資格と勤務可能状況が合っているかをソフトウェアが確認します。決定は人が行い、管理者は例外に対応します。この画面の2つ目の領域は、トラブル対応の管理に使われました。

Cedric Oetteは、実践動画の中でこのアプローチを次のように表現しています。「Es ist ein Miteinander.」(皆で共に取り組むものです。)

成果

組立工程では、40人の従業員によるパイロットグループが、実際の条件下でアナログのボードの代わりにデジタルの計画ボードを使って作業しました。Fraunhofer IAOは、機関誌FORWARD(2025年第2号)でこの取り組みを取り上げています。実践動画では、成果としてチームでの自己組織化と、硬直的な枠組みではなく能力に基づく計画が挙げられています。

IMS Gearのプロジェクト「Agile, selbstorganisierte und bedarfsgerechte Personaleinsatzsteuerung in der Montage」(組立工程におけるアジャイルで自己組織的、需要に即した人員配置の制御)は、2025年、Allianz Industrie 4.0 Baden-Württembergによるコンテスト「100 Orte für Industrie 4.0」(インダストリー4.0の100拠点)の「Winner」部門で表彰されました。

コンセプトとアーキテクチャは、Hawkも執筆に加わったAHFE 2025カンファレンスの論文「AI-Assisted Integrative Workforce and Capacity Management」で、学術的に発表されています。

Hawkにとって、この成果は製品に生かされました。作業場のチーム向けのデジタルの計画ボードと、製造オーダーに対する資格要件の確認は、現在Hawk IVO Planの一部となっています。効果や工数に関する測定値は、この導入事例では示していません。研究コンソーシアムは2026年6月まで実施されました。

このプロジェクトから私たちが学んだことは、記事「研究コンソーシアムagileASSEMBLY」でご紹介しています。シフト勤務の現場で自己組織化と計画をどのように結び付けられるかは、ナレッジ記事「製造現場の自己組織化」で解説しています。

実践動画

動画「AI Workforce Management: Wenn die Technik dem Menschen eine echte Hilfe ist」(ドイツ語)は、IMS Gearとの緊密な協力のもとで制作されました。動画では、以前の製品名がまだ使われています。動画は、ニュース「実践動画:IMS GearとのAI Workforce Management」でご覧いただけます。

出典・参考資料

  1. YouTube:AI Workforce Management. Wenn die Technik dem Menschen eine echte Hilfe ist(ドイツ語) (新しいタブで開きます)
  2. agileASSEMBLY:プロジェクトパートナー (新しいタブで開きます)
  3. Zukunft der Wertschöpfung:agileASSEMBLYのプロジェクト概要 (新しいタブで開きます)
  4. IMS Gear:会社概要 (新しいタブで開きます)
  5. Fraunhofer IAO、FORWARD 2/25:Agil am Arbeitsplatz(ドイツ語) (新しいタブで開きます)
  6. Allianz Industrie 4.0 Baden-Württemberg:100 Orte für Industrie 4.0、IMS Gear (新しいタブで開きます)
  7. Perevalova、Oette、Findeisen:AI-Assisted Integrative Workforce and Capacity Management(AHFE 2025) (新しいタブで開きます)

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